【ほぼ白倉】仮面ライダーのプロデューサーを分かりやすくまとめてみた。
仮面ライダーは主にプロデューサー、監督、脚本家、と呼ばれる人たちが中心となって作られています。
プロデューサーは企画をする人。コンセプトや方向性を決めます。
監督は映像を作る人。各話の演出や演技の指導を行います。
脚本家は物語を作る人。各話の脚本や全体の構成を決めます。
ゼンカイは脚本家の分析をしたので、今回はプロデューサーに焦点を当てたいと思います!(脚本家分析はこちら)
〈目次〉
- 1.白倉伸一郎(しらくらしんいちろう)
- 2.武部直美(たけべなおみ)
- 3.高寺成紀(たかでらしげのり)
- 4.塚田英明(つかだひであき)
- 5.大森敬仁(おおもりたかひと)
- 6.高橋一浩(たかはしかずひろ)
- 7.望月卓(もちづきたく)
チーフプロデューサー早見表↓
1.白倉伸一郎(しらくらしんいちろう)
最も多くの平成仮面ライダーを手掛けており、まさにミスター平成ライダー。
仮面ライダーアギト、龍騎、ファイズ、響鬼の後半、カブト、電王、ディケイド、ジオウのチーフプロデューサーを歴任しました。
東映の取締役であり、現在はゼンカイジャーのチーフプロデューサーを担当しています。
電王をはじめとしたヒット作を生み出しただけでなく、ディケイドやジオウのような節目の作品には必ず参加します。
それは、平成ライダーを知り尽くしているからこそできた仕事です。
2.武部直美(たけべなおみ)
キバ、オーズ、鎧武のチーフプロデューサーを担当しました。
他にも多くのライダー作品に参加していますが、そのときは先輩である白倉氏の補助として参加することが多いそうです。
鎧武をはじめとしてシリアス展開が幾分多いのは、どこか白倉氏の影響を受けているのかもしれません。
3.高寺成紀(たかでらしげのり)
徹底的に作りこまれた設定と挑戦的な企画が特徴です。
クウガや響鬼のようにそれまでには無かったようなライダー像で、仮面ライダーの歴史に大きな影響を与えています。
一方、挑戦的なスタイルがゆえに、響鬼の途中では降板という形になってしまいました。
しかし、彼の作る徹底した設定は作品の世界観を大きく広げ、多くのファンから評判を得ています。
4.塚田英明(つかだひであき)
W、フォーゼのチーフプロデューサーを担当しました。
街や学園の世界観をしっかりと作りこんでいるため、1年間そのライダーが何を目的として戦っているのかが非常にわかりやすくなっています。
ただ物語が単調というわけではなく、街や学校のイベントなどそれぞれの舞台を生かしたストーリーが展開されます。
このような傾向は戦隊シリーズとも親和性が高く、デカレンジャーやキラメイジャーなどの人気作を生み出しています。
5.大森敬仁(おおもりたかひと)
ドライブ、エグゼイド、ビルド、ゼロワンのチーフプロデューサーを担当しました。
理系のモチーフをテーマとしたライダーが多く、専門性の高い分野もライダーの設定にうまく活かした作品を作る傾向にあります。
また、チェイスやゲンム、ナイトローグ、滅などそれぞれの作品で序盤からライバルを登場させ、その存在は各作品において重要な役回りをしています。
近年の人気作品を多く担当しており、今後の活躍にも期待がかかる人物の一人ではないかと思います。
6.高橋一浩(たかはしかずひろ)
ゴースト、セイバーのチーフプロデューサーを担当しました。
本や偉人など文系寄りのモチーフをテーマとした作品を手掛け、ファンタジー寄りの話が多くなる傾向にあります。
そういった意味では、大森氏とは真逆の性質を持っていると言えるのかもしれません。
7.望月卓(もちづきたく)
リバイスのチーフプロデューサーを担当します。
仮面ライダーにはWや鎧武、ドライブなどで補助として携わっており、戦隊シリーズのキュウレンジャーでチーフプロデューサーを担当しました。
キュウレンジャーでは、スティンガーとスコルピオの話が印象的で、戦隊シリーズとしては珍しくVシネマも作られました。
この辺りで仮面ライダーに通じるものも感じられます。
東映からも大きな期待がかかっていることがうかがえます。
お読みいただきありがとうございました。