仮面ライダーを考察するブログ

ここは、仮面ライダーの考察を勝手にためていく場所。

セイバーは飛羽真が描いた物語だった!?

セイバーが最終回を迎えましたが、何が何だか混乱している人も多いと思います。

今回は、最終回の話からセイバー全体を考察していきたいと思います。

(以下は私の推測が含まれます。)

 

〈目次録〉

 

最終回の謎

ストリウスを倒した後、一度世界は終わりました。

飛羽真を含むすべての世界が消え去りました。

しかしその1年後、世界は元に戻り、一度消えたはずの飛羽真やユーリ、ワンダーワールドの住人たちも帰ってきました。

この間に何があったのか

これが最も大事な部分であるのに、少し分かりにくかったですよね。

 

この間にあったシーンは、真っ暗の空間で倒れていた飛羽真が、人々が本の思い出を語る姿を見て勇気づけられるというものだけ。

ここから何が読み取れるのか。

 

もう一つ、小ネタのようにも思えますが、その1年後の世界にヒューマギアがいたこと

これも意外と大事な意味を持っているのではないかと私は考えます。

 

 

セイバーは飛羽真が描いた話!?

仮面ライダーセイバー」という話自体が飛羽真が描いた物語だと考えるとどうでしょうか。

 

これは、戦兎が最終回で第一話からのアバンタイトルのナレーションを撮ったという構図に少し似ています。

 

しかし、あくまで飛羽真は「仮面ライダーセイバー」の主人公です。

 

登場人物が作者であるというのは少し矛盾しています。

 

では、飛羽真ではない別の作者がいたということになります。

 

 

仮面ライダーセイバーの2層構造

私は、仮面ライダーセイバー」の中にさらに「Wonder Story」という物語があったと考えています。

(オープニングで開く本のことです。)

そして、飛羽真や剣士、メギドたちはその「Wonder Story」の登場人物であると考えると最終回の説明がつくのです。

 

まず以下の画像をご覧ください。

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これが私が考えるセイバーの2層構造です。

 

まず、「Wonder Story」という物語があります。

そして、登場人物にとって神のような存在、作者が外側にいます。

ここで、この作者というのは「仮面ライダーセイバー」の作者ではなく、「Wonder Story」の作者です。

この作者は姿を現してはいないですが、彼が描いた話が「Wonder Story」の中で起こります。

 

この作者は、この「Wonder Story」を終わらせようとしていました

それはあまりに悲しいバッドエンドでした。

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しかし、ここで小説家という役割をまっとうしていた飛羽真が奇跡を起こします。

「Wonder Story」の外に出て、自分の手で「Wonder Story」を書き換えるのです。

でも、それは物語全てを書き換えることではありません。

自分と仲間が戦い抜いた物語はそのままに、物語の最後の1ページだけを変えたのです。

最終回の一番最後のシーンで、最後に追加された平和なページがそれを暗喩していました。

「物語の結末は俺が変える!」

1年間言い続けたこのセリフの真の意味です。

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飛羽真が描いたハッピーエンド

飛羽真はハッピーエンドを描きました。

飛羽真が「Wonder Story」の中で出会ったすべての人が生きている世界です。

そして、それを1年間かけて描いていたものを、私たちが「仮面ライダーセイバー」として見ていたと考えることができます。

つまり、仮面ライダーセイバー」とは、飛羽真が「Wonder Story」をハッピーエンドに書き換えたものだと考えることができます。

 

そのため、「Wonder Story」が本来終わるはずの時間から1年たったそのときに、すべての登場人物が再開することができたのでしょう。

 

 

ヒューマギアがいた意味

本来の「Wonder Story」にヒューマギアは存在しないはずです。

これは明らかに、飛羽真が書き換えた後だからこそ存在したのだと思います。

 

飛羽真は映画でゼロワンと共演しているため、ヒューマギアの存在は知っているということになります。

そのため、「Wonder Story」を書き換えるときにヒューマギアを付け足したのだと考えられます。

ヒューマギアが存在するということからも、飛羽真が物語に手を加えたということが予想できます。

 

 

ストリウスは何がしたかったのか

彼は物語が終わると知っていながら世界を破滅させようとしていました。

これは、作者によって与えられた黒幕という役をまっとうしていたにすぎません。

 

私の考え方で言えば、飛羽真の本当の敵は「Wonder Story」の作者だったと考えることもできます。

作者に悪気はなかったと思いますが、、、。

そうなると、所詮は物語の登場人物がワーワー言っていただけの作品にも思えてきます。

しかし一方で、この世のほとんどの物語はそういうものなのだということも思います。

セイバーは意外と奥が深い話だったのかもしれません。

 

ちなみに、ここまでの考察が正しいかはわかりませんが、映画「スーパーヒーロー戦記」のテーマとも一致しているところが大きいですね。

セイバー単体の夏映画はありませんでしたが、「スーパーヒーロー戦記」を実質セイバーの映画だと言ってもよいのかもしれませんね。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

あくまで私個人の推測ですので、ご指摘などあればぜひお願いします!

 

セイバー登場人物の名前の由来↓

kamenriderman.hatenablog.com