仮面ライダーゼロワン 5番勝負も終わりそうなので振り返り
今日でゼロワンは28話となり、1年間の折り返し地点を少し超えたところに来ています。
来週はいよいよお仕事5番勝負がおわりそうですね。
ここでこれまでのゼロワンを振り返っておきたいと思います。
(この記事は私の憶測を含みます)
軸はお仕事紹介
ゼロワンは人工知能をテーマとした話ですが、それと同じぐらい重要なのがお仕事紹介なのではないでしょうか。
子供たちに世の中にはこんな仕事があるんだと教えることを1つの目的としています。
2話で1つの仕事にスポットを当てて紹介する、これが1つの大きな軸となっているのでしょう。
この構成は前半からお仕事5番勝負に入ってからも基本的にずっと崩さずに進められています。
正直、ここまでこのスタイルを守ってくるとは思っていませんでした。
中盤の複雑な展開になっても毎回何かしらの職業に焦点を当てています。
5番勝負が飽きたというのも分かりますが、これを継続しているところはもっと評価されるべきところだと思います。
飛電、滅亡迅雷、ZAIAの対立構造が分かりやすい
前半は飛電、滅亡迅雷、そしてA.I.M.Sの三つ巴かと思っていましたが、いつの間にかA.I.M.SがZAIAに置き換わっていて、不破はどこにも属さない、まさに”野良犬”状態ですね(笑)
大きく3つの組織が常に対立しているわけですが、序盤(第1章)は対滅亡迅雷.net編、中盤(第2章)は対ZAIA編という見方をすると意外にシンプルです。
第1章ではシンギュラリティに達した人工知能が人間に対抗してくる、未来に起こりうる脅威を描いています。
これは人間目線で考えると、人間を襲う人工知能は倒すべき敵であり、排除しなければならない。
そのためにゼロワンが戦うという単純な流れでした。
第2章では人工知能VS人間という感じで、人間の職業が人工知能に取って代わられる可能性があるということを見てきました。
人間と人工知能は共存できるのか、そんな深いことまで考えさせられる話だったと思います。
子供にとってはもちろんどちらを応援すればよいのかわからなくなってはいけないので、ZAIAが裏で不正を働くことでサウザーが敵なんだということが分かりやすくなっていました。
ここでうまいと思うのは、人間と人工知能どちらが悪いかは言っていないところです。
結果として天津垓だけが嫌われる展開になってしまいました(笑)
今後の展開について
迅も復活し、5番勝負が終わるとまた滅亡迅雷が動き出しそうですね。
人工知能、ヒューマギアの目線で考えると滅亡迅雷は正義です。つまり完全な悪とは言えませんから、いずれ彼らが飛電の味方となることも考えられます。
滅亡迅雷が味方になるためにZAIAというより大きな敵が出てきたと考えることもできます。
また脳にチップが埋め込まれていた不破は現在”野良犬”状態ですが、今後どこかの組織につくのではないでしょうか。
28話では滅が不破を助ける場面がありました。
不破はあんなにヒューマギアを憎んでいたんだから、そう簡単に滅亡迅雷と手を組むとは思えませんが。
ただアークの意思で不破を助けたということは、脳のチップとアークが何か連動しているのかな。
やはりZAIAの闇は深そうです...。
今後の展開が楽しみです!!!
お読みいただきありがとうございました!