星・座・考・察 ゾディアーツのデザイン・能力の由来
仮面ライダーフォーゼの敵は「ゾディアーツ」という星座をモチーフとした怪人です。
様々な星座の敵が出てきて、これは何座だろうと考えるだけでも面白いのですが、
星座についてさらに詳しく知ると、そのゾディアーツがなぜそのようなデザインになってそのような能力をもっているのか、などが深くわかります。
今日はその中からいくつか考えてみたいと思います!
ゾディアーツに共通する特徴
まず、ゾディアーツの体には共通して丸いパーツがあります。
これが星をあらわしているのは言うまでもないでしょう。
それを繋ぐラインが星座を作っています。
体にある星の数も実際の星座を構成する星の数や位置と概ね一致するようにデザインされていてこだわりを感じます。
ペルセウス・ゾディアーツ(ペルセウス座)
ペルセウス・ゾディアーツは美術部の元山がスイッチャーで、触れたものを石にすることができるゾディアーツです。
ペルセウス座流星群などで名前はよく知られていますが、ペルセウスとはそもそも何なのでしょうか。
ペルセウスとは神様の一人です。
そのため、ペルセウスは右手に大剣を持ち、左手にはメデューサの首を持っています。
そしてちょうどメデューサの首のところにアルゴルという名の2等星があります。
ペルセウス・ゾディアーツも左手がメデューサになっていて、その先に星があります。
これがアルゴルを表しているということですね。
ペルセウス・ゾディアーツは触れたものを石にするという能力を持っていましたが、これはペルセウス自身の能力ではなく、自分が倒したメデューサの力を引き継いでいたということなのですね。
コーマ・ゾディアーツ(かみのけ座)
スイッチャーは新聞部の徳田で、様々なゾディアーツに化けて学園を混乱させました。
顔が真っ黒で不気味なデザインでしたね。
かみのけ座は、ほとんど暗い星で構成されているため、線で結ぶことが難しいです。
そのため、かみのけ座の中心にある星の集まり(星団)自体がかみのけ座と考えられています。
これらの星団をきれいな女性の髪の毛に見立てたというわけです。
コーマ・ゾディアーツは他のゾディアーツと違って、星を結ぶ線がありません。
これはかみのけ座が星団を表しているからなのですね。
ハウンド・ゾディアーツ(りょうけん座)
スイッチャーは天高の教師である佐竹の息子。
鎖を持った荒々しいゾディアーツでした。
りょうけん座は春に見える星座で、北斗七星の近くにある二つの星を結んだだけの星座で、星座絵では二匹の猟犬が描かれています。
ハウンド・ゾディアーツも頭と胸にちゃんと二つの犬の顔があって、星を表す丸がそれぞれの顔に一つずつついています。
実際のりょうけん座は星が顔のところにあるわけではないですが、二つしかないためデザインを優先させたのだと思います。
幹部(ホロスコープス)は黄道12星座をモチーフとしています。
そっちの方も私がYoutubeの東映特撮officialでの配信を見終わったら考えてみたいと思います!
星座に注目してフォーゼを見ると違った発見があるので(勉強にもなるし)、ぜひ皆さんも注目してみてください!!
好評頂けたらこのような記事もまた書いてみたいと思います。